組織所見など
送付材料中に腫瘍性変化は見られなかった。送付材料は全体が脂肪組織で、内部のやや広い範囲に変性壊死が起こり、壊死部分にはマクロファージとリンパ球が少数浸潤し、壊死を取り囲むような状態で肉芽組織や膠原線維の増殖が軽度見られた。悪性所見を示す成分の増殖や浸潤は見られなかった。
送付材料中には脂肪壊死とそれによる炎症が起きていた。
脂肪壊死が起こると、炎症や結合組織の増生による腫瘤状病変を作るために、腫瘍の疑いで摘出される場合が良くある。原因としては外傷や異物の刺入、薬物注射なとが多く、外傷で起こる部位としては背部・太腿外側などの部位が多い。ネコで多発するような場合には、黄色脂肪症の可能性も考慮する必要がある。
「愛犬」カテゴリの記事
- チワワンズ通信(2015.02.15)
- ラムチィは下にもぐりたがる(2015.01.10)
- チワワンズの近況(2014.11.02)
- 毛の長さ2mmのチワワンズ(2014.09.06)
- 忘れられた誕生日(2014.08.13)
「M」カテゴリの記事
- ナノ助、切腹(2011.06.03)
- 安くて素敵だけど、ちょっと不便な外国製品vs 素敵ではないが( もしくは、高くて素敵な) 、しっかりした日本製品(2011.05.10)
- 仕事部屋DE 玩具部屋(2011.05.10)
- デリケートなA氏(2011.05.07)
- 世界のA氏(2011.05.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント